なぜ その高さに?
瀬戸大橋は、岡山県側から四国に向かって ”上り坂” になっています。 岡山から最初の橋
ちなみに巨大船は、航路を通行する時は、事前に船名、長さ、航路突入時刻など報告義務があり 夕方にラジオで「明日の巨大船の通行予定は、○○隻です」と放送しています。
では、なぜ 65m なのか?
計画時の日本に寄港しそうな船の最大高さは、59m だった。
満潮時 + 橋が重さで たわむ + 波が荒い = +6m と想定
実際は、外航船 載貨重量トン数(注2 以後D.Wと表記)5000t以上の
- 高さの余裕5mは欲しい、10mなら気にならない
- 航路の幅や高さより潮流の方が気になる
との結果を得た。 この他 アンケート対象だったD.W 1000t以上の船の最大高さ38m・平均値29.8m と 以前尾道での架橋調査結果の船高さ40m 今後の動向、国内外の航路高を総合的に考えて 65m になった。
<追記>設計には、瀬戸内海を横断している電線の高さ(70m)も参考としました。
注1 巨大船:長さ200m以上の船
注2 載貨重量トン数 D.W :その船が積める荷物の重さ